STAFF

スタッフ

FOSのスタッフを紹介します。

戸髙 雅史(とだか まさふみ)

幼いころ、家の前の橋から西方に望むおおらかな山、八本木山をみつめていた。子ども心にも何か山と対話をしていたのかもしれない。実際に山に登り出したのは大学生になってから。偶然のきっかけで探検部に入部し、洞窟探検を始める。泥と水まみれになってひたすら奥へ…。18歳からの一年間、子どもの遊びのような活動に夢中になるうちにいつの間にか意識のなかの枠が消えていた。内から溢れる生命の熱、そして真なるものを求める思い。

「どこへ向かえばいいのか?」

悶々とする中、部の先輩から手渡された本のなかの一場面にこころがふるえた。吹雪のアルプス山中で単独行の登山家が一夜を生き抜くため岳樺の木と自分をロープで結ぶ。冬の自然の摂理のなかに生まれたいのちといのちの交歓。

「この世界に行きたい!」

以後、山との融合を求め、シンプルなスタイルで16年間、ヒマラヤを中心とした海外の高峰に登り続ける。 1996年、世界第二の高峰、K2峰単独登頂(8,611m)など八千メートル峰四座に無酸素登頂。二年後、チョモランマ峰北西壁にて露営中、生きるべき世界はいのちのつながりのなかにあると直感。 過去や未来の介入しない“いま”。そこにいのちの本質をみ、シンプルに自然の摂理のなかに身を置くこと、そしてそこで生まれる自然とひとの共振をテーマにパートナーの優美と共に子どもからユース、ファミリー、大人の方々との場を各地で開催。

また、Coleman協賛の子どもたちの招待キャンプ~Dance with Natureは“未来を担う子どもたちへ自然体験を!”のColemanのビジョンに共感し、ご縁をいただき2007年から冒険キャンプ、冒険トレックを経て現在まで継続。2025はくじゅうと富士山麓で開催予定。四季を通して富士山で遊んで育った娘二人は現在、慶應SFC総合政策学部にも在籍し、自然とひとの調和した社会の実現に向けて取り組んでいる。

2023秋、曹洞宗僧侶でマインドフルネス実践者の藤田一照氏と禅とヒマラヤで観じた一瞬の無限について対話し共感。2025年より松籟一照塾やま部で自然のなかでの体験プログラムを年間開催予定。 他、大学や専門学校、企業研修など様々な場で対話を重視した講演も開催している。講演を終えての大学生との往復書簡から(津田塾大学)

1961年、大分県生まれ。登山家、野外学校Feel Our Soul代表 (https://masa-fos.com)

福岡教育大学大学院修了、北海道教育大学岩見沢校特任教授(2011-2013)、昭和医療技術専門学校特任教授 (現)、1996年オペル冒険大賞受賞、著書に『A LINE』(ソニー企業発行 共著)、『はじめよう 親子登山』(山と渓谷社)、Web春秋|春秋社 連載原稿を 転機 『生命力―呼吸がつなぐ「こころ」と「からだ」』
主な登頂歴
● 1990 ナンガパルバート峰(8,125m)南西稜 無酸素登頂
● 1995 パキスタン・ブロードピーク北峰~中央峰~主峰(8,051m)無酸素縦走 世界第2登
● 1996 K2峰(8,611m)南東稜 単独無酸素登頂
● 1998 チョモランマ峰北西壁アルパインスタイルにて8,500mまで到達

戸高 優美(とだか ゆうみ)

東京生まれ 野外学校FOSプロデューサー 幼いころから(自然はわたしの大切なともだち)と感じてきた。 スカウト活動を通して自然・キャンプ・友達と共に育つ楽しさを知る。 大学では野外教育学を専攻、夏はキャンプ、冬はスキーと現場を駆け回る大学時代を過ごす。 卒業後は長野県小谷村の冒険学校でアシスタントインストラクターを勤める。マサと入籍後はヒマラヤ登山に同行、ネパール・パキスタン・チベットと山旅暮らし+ベースキャンプマネージャーを務める。 出産を期に、富士北麓をベースに出会う母たち、東京の自主保育の仲間も加わり、自然のなかで遊び育ち合う会を企画運営。焚火や山菜採り、四季を通して富士山で遊び、親子共々自然に育つ。 子どもの存在そのものを受容しあい、母たちが自分の構築してきた世界を想うままに語りあえる場、自然そのものに触れあい、自らが主体となって学ぶ場を出会う人々と創り続けている。 FOS番外編ブログ、ゆうみんライフ好評執筆中です♪

 
 
 

山崎 拓也(やまざき たくや 通称ぽぽ)

現在は放課後等デイサービスで児童発達支援管理責任者、障害児支援と障害者支援スタッフ。 キャンプや山登りなど野外活動で自然体でいる感覚が好きで、日常でもそんな感覚でいられたらと思っています。 人と自然、全てが巡り合っていくことに感動と楽しさを感じています。 出会えた子ども達に一瞬の体験が、未来につながっていく思い出になれたらうれしいです。

戸髙 千慧(ちいちゃん)

山中湖、葉山育ちの生まれたころからFOSで、野を駆け回ってきた生粋の野生児のちいちゃん。小学校で一年間不登校になり、北海道や屋久島、福島など自然で出会う人や場から自由に学んできた。学校に通い始めてからも、週末は山、平日は町に下りてきて学校という生活を送ってきた。高校3年生で進路が定まらず、人生観を変えるような経験をしようと思い立ち、スウェーデンに一年間留学。スウェーデンの人たちの自然を存分に楽しむライフスタイルに出会い、毎日FOSをしている国があることを知った。こっちのほうが実は母国だったのかもしれない、と感じたが日本に帰ってきて改めて日本の自然や文化の美しさに気がつき日本の暮らしを堪能している。帰国後はFOSのYOUTHスタッフをしながら、慶應義塾大学SFCで自然と人を繋ぐ場づくりを研究中。大学三年生の一年間はスイスのベルン大学に交換留学し、世界中から集う仲間とアルプスの登山文化、スキーを堪能し、7月には父とメンヒとモンブラン登頂。SAJスキー検定1級、野外救急法アドヴァンスWAFA取得。

。スウェーデンの様子はFOSの人々に掲載中【リレートーク】北欧からHAPPY NEW YEAR! 

戸髙ヒカリ(ひかり)

自然のなかで自らの感覚を研ぎ澄まして育つ。子どもの心のままに、大人で在りたいと青春期を真正面に向き合い探求中。
木登りから岩登りに転身したのは8歳頃から、抜群のバランス感覚で難ルートも軽やかにクリアして景色を眺めてぼーとするのが好き。
子どものコースでは子どもたちとホンキで遊び、勝負する。鬼ごっこや雪合戦など、地形やフィールドを読み、巧みな戦略でリアルな遊びの面白さを子どもに伝道している。自然体験は身体知を養う絶好のチャンス!しなやかな身体と心を自ら育み実践に生きる。

Gomi Mayuko(まゆぞう)

東京生まれ 北海道育ち 金融OL時代に野外活動NPO法人でボランティアスタッフとして関わり、「子どもは野外で変わっていく」ことに衝撃を受け、「生きる力」を育てる面白さに目覚める。 出産後 親子登山を通して戸高家と出会い、これからの社会づくりに必要なものを必要な人に届けるお手伝いがしたいと思い、サポートさせてもらってます。 身体で感じる心地よさを自分の軸に生活。 趣味は山登り・料理・ピアノ・・・かな?

松本 美由希(まつもと みゆき)

神奈川県生まれ 葉山在住 デザイナー 3児の母 そのものが、一番そのものらしく、一番美しく輝けるよう、デザインすることが喜びです。 葉山で子育てを通じて戸高家と出会い、「この2人との出会いを待っている人達がもっと世界中にいるはずだ!」と感じ、ホームページ制作を立候補させて頂きました。FOSと皆さまとの素敵な出会いに、少しでもお役に立てたらうれしいです。普段は海派ですが、FOSのおかげで山の楽しさも知りました!