福島子ども富士山
プロジェクト
2017報告レポート

震災から7年7回目の開催となりました富士山プロジェクト。
今年も福島と宮城県から7人の中学生と
昭和医療技術専門学校の生徒、教職員の先生方含めて、総勢29人。
富士山でのかけがえのない時を分かち合うことができました。

みんなの笑顔、やさしさに溢れています。
互いに微笑み合うことで生まれていく柔らかな空間を感じてもらえたら、、。
普遍的な時の美しさと素直な心、静かで平和的な世界観。
どうぞご覧ください。

参加者の声

VOICES of the Participants

  • 2日間の体験を通して、普段の生活とは違う時間軸のなかで生活してみて刺激的だった。
    毎日、忙しい生活を送っていて、ゆっくりなにかを考えたり、ご飯を食べたり、寝たりする時間が十分になくて、もやもやした生活を送っていました。 しかし、今回の体験で少し気持ちが楽になりました。

  • いろんな人と円になって楽しかった
    たくさんの初めてをした
    火を起こした
    富士山の日の出をみて、いちにちのはじまりを見れてうれしかった。

  • 物質的な刺激に溢れている現代に生きる僕たちは毎日、疲れている気がする。 旅に出て、自然の中でいつもと違う仲間と触れ合う。同じ時を過ごして、心が通い、気持ちが解けた。
    満天の星、ワクワクした夜明け。
    今日はお別れ、それぞれの場所へ。
    僕は忘れないよ。思い出を胸に明日からも頑張ろう。またいつか会いたい。遊ぼう。
    それまで元気で!

  • 雲海の美しさ、蒼の世界から光の訪れ、富士山が赤く染まり、輝く太陽が時を刻んでゆく。
    この時に身を置く心地よさ、この美しさと在る時間が私は好き。
    自然からかけがえのないギフトを受け取る。
    こうして富士山プロジェクトの大きなギフトを頂ける機会を得られたことに心から感謝します。

  • 富士山駅に着いたとき、またキャンプ場に着いてから、自然が豊かだなーと感じました。
    緑が多く、こころが安らぎました。この場所に着いてから、初めて会う人が多く、本当に緊張していましたが、時間が経ち、活動をしていくなかで緊張が徐々にほぐれていって、安心して過ごすことができました。何をやるにも新鮮でした。火をたくにしても結構たいへんなんだなーとか、朝3時に起きて日が昇るにしても、とても新鮮でパワーをもらえている感じがありました。2日間で感じた思いなどは大事にしていき、日常生活では、また心機一転して生活していきたいです。

  • 東北から参加した子どもたち。
    昭和医療技術専門の生徒たち。
    それぞれ育った場所は違えど、ひとつの事に取り組む時間はひとつ。
    皆で食べた食事、語らい、登山で見た景色はいつもの日常にはないものでした。
    それぞれが自由な時間を過ごしながら、輪で過ごしたことを感じました。
    今までにない時間をありがとうございました。

  • 私は山梨出身で、毎日富士山を見てきたが、全然違う視点で見て、言葉にできないくらいの絶景を見ることができた。 このすべてがあるものと、人と人とのつながりで成り立っていると思った。 このつながりを今後はさらに大切にしていきたいと思った。

  • マサさんの話から、
    自分は何をしたいのか、
    考えながら生活していきたいと思いました。

  • 自然と人の沢山の愛を感じられた2日間でした。
    自然の愛の深さを360度、目で肌で感じながら、でもそのすべてを受け入れる器がまだまだないなと。
    まだまだちっほけな自分を知った。
    見た景色、すべてが美しく、いつまでもすべてをとどめておきたいけれど、、、。
    やっぱり太陽のエネルギーが一番印象的でした。

  • 非日常的なところに身を置くことで自分を見つめる良い機会になった。 普段会わない人に会うことができて、人間としての生き方を様々な角度から見ることができた。 マサさんは私ができないような「かっこいい生き方」をしていると思った。
    私は20年というまだ短い人生ですが、自分が絶対に真似できないことをやっている人は、 単純に驚きとスゴイということしか思うことができないと思っている。まさにそういう人だと思った。
    山藤先生もそういう人だと思っている。

保護者の声

VOICES of the Parents

  • 戸高さんが「戸高雅史を生きてます」と、自己紹介された言葉に強く感銘をうけたようです。ほくもそう言えるような大人になりたい! と良い顔で言っていました。

  • 帰ってきて開口一番「すごかったよ!お母さん!!」とはじまり、ご来光の写真をいっぱいみせてくれました。あんなにニコニコと話してくれたのは久しぶりです。

  • 私も中学の頃に富士山プロジェクトに参加できたら、どんなにか世界が広がったことかと思います。

  • 親から離れた2日間。親は心配してヒヤヒヤでしたが、同世代の子たちとの出会いも刺激があったようです。

  • スッキリした顔、自信のついた顔、とても良い笑顔で色々話してくれました。

  • 大震災の後、大変なこともあったけれど、いいこともあったなぁと、思えたら幸いです。

  • ひとりで東京までいくのが、親としてもドキドキしました。「ひとり」というキーワードはとてもよかったです。そして現地には仲間やセンパイがいる。色んな話が聞ける。大自然に感動できる。本当に素晴らしいことだと思いました。本当のことを言えば私が行きたかったでーす。

  • すべてにおいてご支援頂けるプロジェクト。本当に有難い企画だと思います。自然から学ぶことは想像以上だと思います。
    そして人から学ぶこと。
    子どもたちの成長に大きな影響を与えてくださったことでしょう。

  • 1泊2日間という短い期間ではありましたが、主催されている戸高さんやサポートしてくださる山藤さんの活動や言葉から、中二の息子にとっては密度の濃い充実した時間になると確信して送り出すことができました。完璧なご来光だったようで、言葉や写真では感動が伝えきれないようでした。直接、見た本人だけが感じたことがあるなら、言葉にしなくてもいいと思います。これから何かの機会に、今回の経験が生かされるように親としては願うばかりです。

  • とっても素晴らしいプロジェクトに参加させて頂いたこと、とっても嬉しいです。
    今までだと、ちょっと言われると黙ってしまって、自分の気持ちが最後まで言えなかったりしていたのですが、 少しづつですが、頑張って言えるようになってきました。
    子離れ、親離れの良い機会を頂きました。
    本当にありがとうございました。

おわりに

At the end of the Fujisanproject2017

福島子ども富士山プロジェクトを終えて

福島・東北の中高生との富士山でのプロジェクト。
2011年から今年で7回目を迎えました。
2013年よりこの場を共催し、ご支援いただいております
医療法人社団昭和育英会・昭和医療技術専門学校様及び
同会理事長の山藤さまに深く感謝申し上げます。
また、ご協力を賜りました株式会社アークパル様、A FACTORY inc.様、
コールマン ジャパン(株)様、(株)創健社様にもこころよりお礼申し上げます。

今回は、これまでのつながりだけでなく、
HPでの公募や福島の保養情報提供サイトを通しても募集をさせていただき、
富士山の世界での自然、仲間、自分とのふれあいを通して
参加者のみなさんが希望とエネルギーに満たされ、
自らの未来へ向かう機会となることを願ってひらく場であることをお伝えさせていただきました。

保養から一歩、その先へ…。 保護者の方も含めた福島・東北の子どもたち、
昭和医療技術専門学校・昭和育英会の学生や教職員のみなさん、
そしてFOSの仲間。
ひとりひとりの「生きること」への真摯な思いが、富士山の自然のなかで、
自然とひと、ひととひとの共振を生み、深く豊かな場となっていったように感じます。

「何があろうとも、いのちはいまという瞬間に存在をうたう。」
東日本大震災から6年を経過しても、それは震災の当事者である方々だけでなく、
私たちひとりひとりにとって大切なテーマであると信じます。
ひとりひとりの「いま」が希望とよろこびに満たされることを願って…。

福島子ども富士山プロジェクト2017を支えていただきました
すべてのみなさまへ深く感謝いたします。

「ありがとうございました。」

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