1. HOME
  2. 人びと
  3. 【リレートーク】どんな場面でも自然体でいる from ポポ

PEOPLE

人びと

【リレートーク】どんな場面でも自然体でいる from ポポ

台風19号の被害により亡くなられた方々のご冥福をお祈りします

復旧のために力を尽くしている方々へ敬意と、被災された方々が一日も早く普段通りの生活に戻れることを願います

私の住む千葉県を直撃した台風15号。また今回の台風19号と、たて続けの災害にただただ考えも準備も不足していたと痛感した。たくさんの人が嫌でも実感したはず。

既に地球規模での環境変化の中にいるんだと。今後もその影響を何度も経験していかなければいけないんだと。

まゆ蔵からのリレートークの依頼。

キャンプで引率しているfosスタッフのポポってどんな人なの?fosとの出会いから書いてみようと思う。

出会いは今から13年前の2006年。
私が千葉の淑徳大学に通っていた3年の夏休みの終わりだった。同じ大学の野外活動をする土井ゼミに入っていた友達のマーティン(松原)に「ゼミの先輩と山に行くから一緒に行こう」と誘われて山へ行くことに。

山梨県塩山駅でマサとスマッシュと出会う。背中の大きなマサはコンビニの前で持参したキュウリに味噌を付けておいしいよと食べている。スマッシュは半袖短パンに日本人とは思えないくらいに真っ黒に日焼けしている。

今まで出会った大人とは雰囲気が違う2人と学生6人、東沢渓谷3泊4日が始まった。

必要な荷物をパッキングして背負い、沢沿いを甲武信ヶ岳に向かって進む。
遊歩道はすぐなくなり、人もあまり立ち入らない自然の世界へ。

エメラルドグリーンの沢と木々のきれいな景色に癒やされ、崩れた道や滝を迂回するスリル、背中の荷物に振られぬよう体のバランスに集中する。細長く緩やかな岩肌を流れる滝に遊びながら駆け登る。滝の途中の小さな滝壺に鹿の骨、きれいな景色の中にいのちの生と死を感じる。

夜は河原で焚き火を囲みながらのごはん。
丸ごとカボチャのシナモンシュガーがうまい!ここが山の中とは思えない贅沢でうれしい食事がゆっくりと続き、満腹感と疲労感にぼんやり焚き火を見ている。暗闇に囲まれる中、沢の音と吹き抜ける風、焚き火の温もり、夜空には天の川。何もない山奥なのに必要なものは全てある安心感に包まれる。

時間も忘れた頃、スマッシュの口琴が「ビュン!ビュン!ビョ~ン」マサの「ひ~かり~」の唄。人の音楽と自然の音が共鳴していきながら、1日の終わりに河原で寝る。そしてまた朝を迎える4日間。

はじめて本格的な自然体験をして感じた不思議な感覚がどこか懐かしくもあった。

私は千葉の九十九里浜近くの田舎育ち。
幼い頃から姉や兄の後を追って木登りに、海遊びや虫取り。稲刈り後の田んぼで遊んだり、毎日暗くなるまで友達と外で遊んでいた。

人前が苦手ですぐに誰かの後ろに隠れてしまう子で、しゃべり始めるのが遅かった私を親は心配していた。

保育園生から小学生頃まで毎年家族で千葉の鋸山に始まり、栃木の那須岳、遠くは八ヶ岳、白馬岳、槍ヶ岳に登った。八ヶ岳では雨と霧の中、泣きながら暗くなっていく山道を手を引かれ歩いた記憶。
白馬岳のまぶしい雪渓と滑り落ちる怖さ。槍ヶ岳の鎖場と頂上での山々を照らす朝日。
よく景色の開けた山道をリズム良く駆け下りた。その楽しさと自由な感覚が好きだった。

日常にはない、山の静けさと壮大な自然の世界で、人間の小ささを幼心に感じながら、
山での体験が日常の自分に少しずつ自信を与えていったように思える。

中学、高校では部活をし大学では色々な人との出会いを楽しんだ。
大学時代にマサとスマッシュと出会ったことは、どんな大人になっていくのか?
将来を考えていた頃の私には衝撃だった。

自然の世界での2人の存在感に圧倒され、
この社会で好きなことをして楽しんで生きている大人がいるんだと思わせてくれた。
その存在がうれしくて私に勇気を与えてくれた。

この出会い以来fosに遊びにいくようになる。

 

マサの奥さんのゆうみさんは大学の先輩らしい。すぐに温かく向かい入れてくれた。やさしい人。いつも楽しいことを考えて動いてる。そのバイタリティーや行動力はすごい。

スマッシュとはバックカントリースキーやシーカヤックで遊んだり、屋久島、西表島での原始に近いキャンプは新しい自分との出会いとなり、また行きたいと思う特別な体験になっている。

fosには楽しんでいる色々な人達が集う。
たくさんの人と出会い、つながっていく。

社会人になってからも、お手伝いと言いながら、遊びに行った。遊びの中でできる役割を見つけ、楽しい方向へとエネルギーを使っていく。楽しさや安心感を与えられる小熊であり、与える親熊にもなる。

はじめは日常にない体験を求めて、自然のありのままの世界や感覚、人とのつながりが楽しかった。
いつからか、体験を重ねていくうちに、自然の世界も日常の世界もつながっているという当たり前に気付く。
どんな場面でも自然体でいる。これも体験が成熟していく1つなのかも。

『Feel Our Soul』ってドキドキワクワクする。いいメッセージだね。
ポポこと山崎拓也

 

Feel Our Soul People

人びと