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【リレートーク】言葉にできないことを大切にする

言葉にできないことを大切にする

 

みなさん、初めまして吉田真ことMacoです。
野外学校FOSでは、音遊びを主に担当しています。
また、ホームページの管理をしています。

私の野外学校FOSとの出会いから、私の想いを
ゆうみさんのバトンを受けて「今ここ」の気持ちを
大切に書いてみたいと思います。

小さな頃から惹かれている富士山が山中湖面に映る朝

 

”言葉にできないことを大切にする”

これはまささん、そして野外学校FOSの仲間と出会い、
ともに太鼓を叩いたときに感じました。

そのときから、私がすごく大切にしていることは
自然の中で、初めてあった人の境界を超えて
一緒の時間を共有することです。

それは小さな子供から大人まで
一緒になって打てば響くシンプルな
打楽器の即興演奏を通して
みんなが共振する、その時間が人生の中で
かけがえのないことだと思っています。

 

ハワイでのドラムサークルファシリテータトレーニング(世界11カ国からきた仲間で囲む)

 

その風景に似たものが、身近にありました。
それは、古の時代から日本の森、海、山、川の
自然を大切にする文化です。
歌や踊りを通して神様に感謝し
その時間を人々で共有していました。

そこには先人の知恵がつまり
人々をつなぐ何かがあったと思います。
それは言葉では伝えきれないことが多く、
舞、歌、笛、太鼓など、様々な形で
全国各地に残され、引き継がれています。

私は今、まささん達と時間をともにする中で
自然の中に身を置き、過ごすことで
先人達が学んできたこと、感じてきたことを
短い時間の中でその一片を学ぶことができると思っています。

このことが大切だと改めて感じたのは、
東日本大震災の経験をしたことです。
この経験は私にとって大きなことでした。それは、

“人が無力であること”

ただ、それだけでなく

“人の力、凄さ”

も感じました。

人知を超えたことが起こったとき
人は物ではなく、自分の心に響く、
自分の心に染み込んだ記憶が拠り所になるのだと思います。

その記憶とは何か?

それは、自然であり、祭りや歌、舞であり、日々の人とのつながりです。
これは人がその土地の自然を長年に渡って守り、
想いを祭り、歌、舞の文化としてつなぎ、
人々のつながりを毎日途切らせることなく紡いできた凄さでもあります。

これは人が言葉にできないことを伝えていくことが
大切であることを知っているからだと思います。
そんな“人の力”に凄さを感じます。

今の世の中は様々な選択ができます。
ただ自然の中で人とのつながりを経験することが
少なくなっているのではないでしょうか?

私は、言葉にできないことを
自然の中での経験、また、音遊びを通して、
自ら自由に表現し、仲間とのつながりを感じる時間を
大切にしていきたいと思っています。

その大切な私の価値観が共振した
野外学校FOSの想いを多くの人に届けたい
そんな思いでホームページリニューアルに携わらせて
もらいました。

ぜひ、みなさんと自然の中での経験とともに
音遊びで一緒に楽しみましょう!!

今もそして、これからも・・・・

16年携わる埼玉県行田市に伝わる長野ささら獅子舞(左から二番目の獅子の左隣が本人)

 

追伸:

私が小さい頃から親しみ16年前から携わっている
伝統芸能 埼玉県行田市 久伊豆神社に伝わる
「長野ささら獅子舞」のホームページです。
ぜひ、一度訪れてみてください。何か一つでも私の思いを
感じてもらえたら嬉しく思います。

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