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すこやかにいこう!


文科省助成事業Vol.6、コロナ禍における子どもの心身の健やかな育ちへサポートコース。最終回は山梨県山中湖村にて1泊の宿泊型キャンプを行いました。
雨からのスタート♪
   

  
FOSはいつでも遊びからはじまります。
ゆったりと自己紹介。うまく言えなくてもいいよ。わたしってどんな人なのか教えて欲しい。子どもは恥ずかしそうに、わたしの言葉で話します。大人も子どもも、同じ地平に立ち進めていきます。
雨の為、室内レクリエーションを満喫♡心身を動かして遊ぶと心がワクワク弾んできます。生活体験を共にする人たちとしぜんに交流をしていきます。
  

  
大人には脳トレ?! 子どもたちの記憶力の高さにタジタジ、、、。
苦手な子と好きな子に分かれる遊びです。自由に交わり遊ぶ時間のなかで、自分の居場所ができていきます。
   

 

 

    
身体を動かしたい人たちは室内バレーボール。
ドッチボール大会。燃えております、、。
異年齢の子どもと交わる遊びでは、互いの距離感の測り方や会話力、本質的なコミュニケーションが求められます。
ケイタイやゲーム機のなかでの遊びでは一方通行ですが、大勢での遊びでは心と言葉を使います。学生にも大人にも求められる豊かな人間関係の基礎を養う機会にもなります。
       

    
夕方、雨が上がりました。施設の小道をぬけて神々しい景色に感動!
  


        

      
ワカサギかな? 小さな魚みつけたよー。
      

    
室内遊びが続き、身体に溜まった熱を放出しよう。
ユースが走り出して、子どもたちも軽いジョギングの子、全力ダッシュの子もいます。夜の降りてくる冷たい空気が呼吸を通して身体を巡ります。
     

    
夜に星を観にこようよー。うん、いいねー!   
   

      
夕飯の前にベットメイク。二段ベット! うれしいなー。
はじめての友達と一晩を過ごす。ドキドキしちゃうね。
一晩の楽しい夜を過ごそう。

     
楽しいキャンプファイヤー!
たけしのゲームとマサのギターで歌ったり、踊ったり、、。
ゆれる炎に心もぐーんと弾んでいきました。楽しかったねー!

     
星の瞬き、新雪の富士山が夜に浮かんで見えます。
湖畔でマットを敷いて、ごろんと横になり眺めた景色。
静けさと美しい闇に包まれて、穏やかな気分。
自然からのギフト、心に映しておこう。
  
夜に包まれ冷えました。
焚火にあたり解凍されるよう。
マシュマロを焼いておやつタイム。
ただ、隣に寄り添うだけで、あたたかい気持ちになってくるね。
生きものとしての感覚がしぜんに湧いてくるようです。
   

        
焚火が小さくなってきたよ。そろそろ寝ようかな、、。
規則的な時間割ではなく、身体的な感覚で時をはかります。
コロナ禍のなかで健やかに生きる智恵を生活に実践してみる体験こそ、いま、子どもに求められているように感じています。
  

   
おはようございます。
早起きさん、富士山を眺めに湖畔へ。
   

  
白鳥ではないですかー!
野性の生きものに出会う感動。白鳥から感じられる美しさとしなやかな強さ。
近くに寄ってくるんだよね。怖いようなうれしいような、、。
   

     
朝陽の差し込むお部屋で子どもたちは心地よさそうに遊んでいます。
起きたらすぐ、遊べる友達がいるってサイコー!
   

  
衛生に配慮して、施設ではお弁当形式の食事。
配膳前にテーブルを拭くこと。子どもたちの手洗いの呼びかけ。
朝の検温を始め、子どもたちとは互いの健康を守るためにできることを伝えあい生活をしました。テーブルも向かい合わないように配慮。
学校給食では会話を控えて食事をする習慣が身についているからか、
とても穏やかな食事タイムになりました。
   

      
ハイキングにでかけよう!
準備体操もしっかり行い、いい感じ!
  


きのこみたいな雪を発見!
  

 

     
南アルプスの稜線。気持ちいいー! きれーい! すごーい!
目の前に広がる光景に感動!
わたしの感じる感性と響き合う人がいるってうれしい♡
喜びを実感するかけがえのない体験になっています。
    

      
明神山の頂上で鬼ごっこ。走ることが大好きな子は駆け回って、ゆっくり景色を味わい子はススキ野原に座って日向ぼっこ。山に開かれている豊かな時間を味わって帰ろう。
   

    
山の頂上から森を抜けて湖周りで帰りましょう。
FOSの山歩きでは、互いの安全を見合い、心が通いあうことが大切です。
他者と山歩きの速さを競うような行動から、他者を思いやり、優しさや気づかいができる行動がとれるとチームの安心感と幸福感が深まり、個人の山歩きも豊かさが広がっていくのです。
      

       
最終回の山中湖キャンプ。
お天気に逆らうことなく、室内でゆったりと過ごすことから始まりました。
自然が与えてくれるギフトのような景色に、子どもたちは呼ばれるように外へとでかけ、美しい夕暮れに出会い、仲間と走り回って、楽しそうに遊んでいました。子ども自身が自ら感じる世界観を自由に表現できることこそ、いまと未来を生きる人たちが求めていることではないでしょうか。
    

     
湖畔に吹き渡る風を身体で感じて歩いていきます。
いま、わたしは生きている。この清々しい感覚を全身で感じられる自然。
2日間、新しい友達と生活を送ることで楽しい発見や気づきがいっぱいあったことでしょう。

レイクロッジヤマナカのスタッフのみなさん、快く施設を提供してくださりありがとうございました。

子どもたちの健やかな成長を心から願ってます。
場を共にしてきた仲間たち、自然の営みに感謝。
ありがとうございました。

  
保護者のみなさまには参加に辺り、アンケートをお願いしてきました。
子どもの未来を共に創る者として共感する言葉に幾度も励まされました。
最後に、保護者のみなさまからの声をご紹介します。
  

「コースから帰宅すると、エネルギーを全力で発散したあとの達成感や脱力感が、たとえようもなく彼の体から放出され続けています。息子は、突然のコロナ禍という時代を通して、思い返せば、この半年間fosのオープンスクールに定期的に参加し続けたいという強い意思がひとつの目標でもありました。それは学校という世界、家庭という枠では得られないことを体験できるということを、本人は十分にわかっていたんだと思います。それは、自分でもまだ気付かない知らない未知の領域であって、そこに飛び出して、自分の目と耳と肌で「安心」という拠り所をみつける作業だったのかもしれません。思春期がこれからも続くなか、コロナ禍でも、こうしてひとつひとつ開拓していく姿、人間がいること。息子の一面を間近で教えてもらったようです。
この体験は彼が大人になり、家庭を持ち、子育てをするかもしれない未来の自分や家族、そしてまわりのためへも、かけがえのない経験になることと思います。現代のこどもたちが大人になって社会を担っていく時代には、ますますfosのような、こどもを育ちを見守る活動がさらに不可欠なのだとしみじみ思います。」

   

「家に帰ってきてから母親にやったことをマシンガンのように話す様子を見て、とても楽しかったんだなーと思います。山、星、焚き火と、普段できない体験を満喫できて、子供の生命力を改めて感じました。やはり日帰りと違って泊まりは、より深い時間や体験が子供の心に残りますね」

「帰ってきてから、この二日間の出来事の話がとまらない娘です。
山での登り下りを走った事、野生の白鳥が目の前で見れた事、満点の星空で寒い中見た事…、終わりがありません。

きっと、言葉にならない身体で感じた体験・感覚は、これからの成長の原動力になり、そして大人になってからも思い出し、生きる力となってくれるはずです。

また、フォスの企画は人との出会いも一期一会ですね。
子供達は頼る親がいない環境でいつもとは違う自分を感じるはずでしょう。学生ボランティアの方は大人の助けになり、年下の子供を気にかけてくれ、溢れるエネルギーを発しているはずです。
大人は子供達を引率しながらも、楽しく遊ぶ時は本気で遊ぶ…、自然体験をしながらのこの二日間は、身体も心もフル回転!

コロナの中、制限が多い環境で過ごす子供達へ、 自然の中に身を置き、人が人と共に生きる喜びを感じる場を作り続けて下さり、スタッフの方々、本当にありがとうございました。」

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