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生命の流れのなかに。 秋森野宿より


霧のかかる森へ。

 
足元に大きなキノコを発見!
森の入口はここですよー♩と立っていてくれているようです。
大きく立派なキノコさん、ありがとうございます。

 
真っ白しろのキノコさん、こんにちは!


こちらは黄色のキノコさん
足元は秋の生命が元気いっぱいイキイキと生えています。


ぼくらのベースをつくりましょう。
野営にはアライテントの軽くて大きなタープを使います。
まずは中心線を張り、屋根のように傾斜をつけて四隅を張っていきます。
ここはみんなで協力して設営します。

 
倒木を切って一晩の薪を作ります。
夜中に薪がなくなると困るので、森を歩いて薪になりそうな倒木や枝を集めます。
森の整備にもなる作業でもあります。
大人も子どもも一生懸命に働いています。
遊びなんだけど本気。生命が安心できる状態は誰がにしてもらうのではなく、
どれだけ自分の行動と実感から安心感が芽生えていけたかなーという辺り、
自然活動の醍醐味であり、要です。

 
倒木が薪になりました。
薪は火になって暖を与えてくれたり、料理作りに活躍してくれます。
自然が与えてくれる働きで私たちは生きているんだよね。

 
マサが沢水を浄水してくれています。
ライトの灯りが沢水を丸く照らして綺麗だなー。
生命は光。

   


赤い炎が暖かくみんなを照らしています。
ウィンナーやマシュマロを焼いて、ゆっくりと焚き火時間を愉しみます。
さりげない対話も楽しくて、穏やかに心地よい時が流れていきます。

 
おはようございます。
一晩、ぐっすり眠りました。
「自分がこんな風に体験できるものだとは思ってもいませんでした。
海外のサバイバル地に行かなくても、日本でも、野宿、できちゃうもんなんですね! 」と、
自分に驚く、新しい自分に出会うっていいよね! 体験によって、わたしの世界がふんわりと広がっていきます。

 
源流部で上部に家は一つもなく、水は清らかですが、鹿など野生動物が増えているので、
飲料と調理は浄水器を使います。冷たくて美味しい岩清水。

 
朝はホットケーキやパン、昨晩の野菜たっぷりすいとん。
清水珈琲付き♡

 
朝はゆっくりソロ活動。冷たいけれど滝にふれたり、沢に浮かんだり、、。
森で静かな時空に座ったり、、。

 
かにを見つけたよ!
沢から小石を拾い、気に入った小石コレクション。
自然との交流が遊びに展開していくと、好奇心や想像力が膨らんで、
ダイナミックな遊びに発展していきます。
身体が伴うと、大胆になって、水に濡れるのが嫌だったのに、石から石にジャンプして落ちたとしても、
(やっちゃったなー!)という具合で、「大丈夫! 」と頼もしい!
主体と自発が芽生えるように寄り添うこと、待つことって大事だなーと改めて。


一晩のほくらのベースを仕舞います。
最後は四隅から張り綱を解いていきます。
一枚のタープがあることで雨風を凌ぎ、快適な環境を与えてくれます。

自然の猛威が増している時代に入っていますが、自然下でも安心して過ごせた体験は、
もしもの時に、自分が生き延びていくための行動を身体の記憶が(生命)が教えてくれると思います。

 
昨日、下ってきた道をゆっくりと登り返して、
自分たちの暮らす地へと還りましょう。

 
お別れは黄色いキノコさん。
秋の森へ一晩、(普遍的な生命の時空に旅をする)
集う人々と共に。自然とすべての出会いに感謝。
ありがとうございました。

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