春の山菜採りとブナ森へ


おはようございます!
福島南会津伊南に到着。夢クラブ代表よっけ、田お越し中。
田植えの準備で忙しい季節なんですねー!

民宿田吾作のお爺ちゃんに山菜採りに連れて行ってもらいました。
雪が溶けてこごみがいっぱい顔を出しています。
夏場は笹藪になりますが、雪解け直後は人々に恵をもたらす天然のこごみ畑です。

春を告げるカタクリの花。

「なるべく土から出たばかりのこごみを採りましょう」と、お爺ちゃん。

長靴を山用に履き替えて、杖を持って山に上がります!

「ここ、上がりますけど、大丈夫ですか?」とお爺ちゃん。
お爺ちゃんが作ってくれた木の杖がないとわたくし、厳しかったかも!

95歳のお爺ちゃんに続き、マサも上がります。
「いやーお爺ちゃん、すごいねっ」

白い膜のゼンマイ、杉の落ち葉からひよっこり顔を出しています。
お爺ちゃんはゼンマイを目で追って、採っては上へと登っていきます。

ゼンマイは麻縄で編んでいる袋に集めて、袋いっぱい貯まったらリックへ移し替えます。
平野の山菜はかごでしたが、山は歩くのに邪魔にならぬように用度を使い分けているんだね。

山菜の王様タラの芽に次いで人気の山菜コシアブラ。
「これですかー! 」天ぷら、おひたし、混ぜご飯に刻んで入れたり、香りにクセがなく食感があり、
とっても食べやすい山菜です。

夏場は伊南川で毎日釣りをしているお爺ちゃん。
伊南川は硬派な釣り人に人気の釣り場ですけれど、
流れが強く早い川で足を取られないで立ち続けて重い竿を投げるというのは、
釣り人にとって修行的な行為でもあるそうです。
伊南川で鮎を釣り続けて95歳!
伊南衆の憧れと尊敬を集めているレジェンドなお爺ちゃんです。

薄暗い杉林に西陽が射して、一輪の花に光が注いでいます。
光と影との間に咲くお花さん、束の間の光との交信、とっても美しい。

籠いっぱいの山菜。大収穫!
春の自然よ、ありがとうございます。

会津の昔のおうち。大工であるお爺ちゃんが手直したそうです。
3階の大きなおうち。内覧してみたいわー!

「ただいまー! 」とゼンマイはムシロに広げました。
「ここからは婆さんの仕事だ」とお爺ちゃん。

水で綺麗に洗い、1回茹でてから、何度も揉んで乾燥させて1年置きます。
ゼンマイは保存食。来年、食べる為に今年採り、昨年積んだゼンマイを頂きます。
知らなかったわー。

コシアブラ

タラの芽

赤岩温泉。熱いっ! 身体ほかほかです。

雪国の春を頂く山菜料理。

サクッと! お婆ちゃんの天ぷら、サイコーです!

こごみはマヨネーズも美味しいね!

おはようございます!
カエルの大合唱の夜、ぐっすり眠って朝ですよー。

朝の散歩。お花がいっぱい咲いています。
花が好きなので、嬉しすぎてルンルン!

お爺ちゃんが生まれた曲がり屋。
真冬は豪雪な南会津。
昔は農業や山仕事の荷運びとして働いてくれる牛や馬も大切な家族としてお家に住んでいた為、
牛舎が一体となっている曲がり屋だったそうです。

檜枝岐・奥尾瀬から雪解けの水が勢いよく流れていきます。

可憐なお花、スイセンがあちらこちらに咲いています。

民宿田吾作、お世話になりました! 30年来の友達ふみちゃんとうらさんとも近況を語り合う時間も持てて、
とっても嬉しい滞在となりました。またきまーす♡

夜のミーティングに備えて、南会津の下見で只見のブナ森へ。
南会津に通い30年になりますが、只見地区に初めて入ります。





ブナの若葉が鮮やかに美しい原生林。
心地よい森時空を味わいました。
残雪を越えて、伊南へ戻ります。

帰りがけに只見に嫁いだ友達宅に寄りました。
丁度、本人は留守だったけれど、友がいつも眺めている光景に出会うことができました。
冬は一面の銀世界。雪解けを待ち、田んぼとトマトを育てる厳しくも豊かな暮らし。
時代が便利にどんどんなっていくけれど、農業がなければ、私たち人間は食べて生きていくことができない。
農家さんの働きにほんとうに感謝です。

ただみモノとくらしミュージアムに寄りました。
ひと針ひと針、丁寧な手仕事。

子どもの草履とフカグツ(長靴)赤いリボンが可愛い。
奥会津の豪雪に生きてきた人々の智慧と丁寧な手仕事は美しい。
伊南衆に感じる強さと優しさは、先人たちから受け継がれている生命文化の流れがあって、
私はここに共感しているんだなと思います。

INAキャンプビレッジ、1泊お世話になります。

持ち寄り夕食会。モツ煮やお婆ちゃんのおこわ、
美味しい夕食会になりました。
2025年今年もSummerいな! 世代を超えて伊南の自然と暮らしにふれる、
かけがえのない場にしていこう!
8月1日金曜日から2泊3日間開催です。
すでにエントリーオープンしています♪
お待ちしていまーす。

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