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春のリトリート 松籟学舎一照塾より

 
昨年12月一照塾みなさんと歩いた三浦アルプスから、松籟学舎一照塾にやま部が立ち上がりました。
2025年は4回開催で自然に歩む場をひらかせて頂くことになりました。
第1回は葉山の沢から山の道を歩む時空へ。

 
雨の為、開催を2時間遅らせての出発。
木々や葉っぱたちに雨の滴が落ちていて、森は潤い満ちています。
湿り気を含んだ風が緑のにおい、どこかで咲いている花の香りをそっと運んできます。

    

 

 
林道から一歩、山に入るとシダ科の植物が美しい森。
思わずわぁ~と声がでて、心がワクワクと弾みます♡

 
森戸源流にふれる

 
川を遡って歩きます。
沢の流れる音、水の冷たさを身体で感じて、それぞれのペースでゆきましょう。

 
倒木のトンネルを潜っていこう!
自然はアート。私もそのいちぶ。

 
小さな冒険、滝を登りました。
ドキドキ♡


木々や植物たちは幾重にも重なり合って濃い緑。生命力に溢れています。


自然を感じる わたしを感じる

 
倒木を超えたり、潜ったり。
冒険気分るんるん!

   


ヤッホー!


昭和な看板、リスくんがいいわー♪

 
植林地帯に入り、真っ直ぐに伸びる杉を見上げると、
境界線を作るように、木と木の間があります。森と地に光が入るようにバランスを保っているんだね。


最後は細い尾根を登りました。
森に雲がかかったのかしら。急にあたりが暗くなりましたが、歩くことに集中して黙々と歩きました。


尾根を登り切ると頭の上に馬の頭を乗せた馬頭観音さまがまつられています。
文政三辰、1820年。205年前からこの地に立っておられます。
馬頭観音さまのひと時、休憩をとりました。いにしえの人々がなにかを願い祈った場で手を合わす。
雨も止み、尾根を越え、みなさんと自然にひらかれて在る時を共にできたことに感謝しました。
(この写真は前日、下見時に撮影・文 優美) 

ここから、マサからのメッセージになります。


自然という言葉を自(おの)ずから、然(しか)らしむと読めば、そこに”はたらき”がみえてきます。

一瞬一瞬、変化する自然(はたらき)とダンスする。

フィナーレは、東にひらかれた高台へ。

一照さんから、古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの言葉~キネーシスとエネルゲイアのお話をいただきました。
『今回の山の場は、始まりから終わりへという目的を持つキネーシスから、
いまという瞬間を味わうエネルゲイアへの質的転換の体験。』


自然のなかでエネルゲイアに立つとき、それは自然と共振する禅と言えるかもしれません。
刻々と変化する自然との共振から、はかりしれない何かが生まれます。
共振の源泉に愛が満ちている。
いま、この瞬間に生まれるその共振は、なんてあたたかでやわらかなのでしょう。


松籟一照塾やま部 春のリトリートに際しましてお世話になりました一照さん、竹内さん、塾生のみなさま、そして葉山の自然に深く感謝致します。
ありがとうございました。      戸高雅史

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